英国への初進出をサポート
ザ・ペニンシュラ ロンドン
ロンドンらしさとグローバルな一貫性を両立
- ブランド管理
- ブランドエクスペリエンス
- グラフィックデザイン
ザ・ペニンシュラホテルズが、英国で初めての施設となるザ・ペニンシュラ ロンドンを開業。ベルグレイヴィアの一等地でウェリントンアーチに隣接し、ハイドパークやバッキンガム宮殿からも目と鼻の先という抜群のロケーションです。
新しいラグジュアリーホテルの開業には、ブランド価値を打ち出すクリエイティブな資産の開発が不可欠です。エンツォ・エネア、ホプキンス・アーキテクツ、ジェニー・パッカムといった建築界やデザイン界のビッグネームたちとともに、Eat Creativeも開業に向けてサポートを提供することになりました。約20年にわたって、ザ・ペニンシュラのブランディングに寄り添ってきた知見を活かすチャンスです。
開業に向けたプロジェクトは、ホテルがまだ建設中の時期から始まりました。Eat Creativeも香港と東京から現地に飛び、いち早くホテルの周辺環境を体験することでクリエイティブな方向性を確認。現地を訪れるたび、ホテルの外観や比類のないエレガンスについて理解を深めました。他のペニンシュラホテルと同様、ザ・ペニンシュラ ロンドンは周辺地域との一体感が特徴。すばらしいロケーションに触発されながら、本格的なブランド開発が始まりました。
Eat Creativeの役割は、ホテル体験のあらゆるタッチポイントのアセットや資料を1年がかりで開発すること。ザ・ペニンシュラのグローバルなクリエイティブパートナーとして、さまざまな課題を設定しました。すべてのデザイン要素がペニンシュラブランドの一貫性を継承しながら、現地の文化やライフスタイルに呼応したニュアンスも細やかに表現すること。文房具、PR資料、マーケティング資料、フロアプラン、テーブルプラン、ウエディングなどのイベント関連資料、飲食物のパッケージまで、あらゆるデザインに厳格な規律を当てはめました。
大型ホテルの開業には、国や文化を超えた機敏で効率的なプロセスが必要になります。不測の事態が発生して迅速な決断が求められるたび、Eat Creativeは現地ロンドンのペニンシュラチームをサポートしました。明確なコミュニケーションの枠組みで詳細情報の共有を徹底し、香港とロンドンの時差を感じさせないスピード感でプロジェクトは前へ進みました。
そして2023年9月、ついに開業したザ・ペニンシュラ ロンドン。世界屈指のホテルブランドによる英国進出に伴走し、現地での特別なブランド体験をデザインできました。