事業と慈善のレガシーを未来へ
サー・エリー・カドーリー&サンズ・リミテッド
名家に相応しいプレゼンスをデジタル空間で構築
- ブランド戦略
- ビジュアルアイデンティティ
- Web
傑出した慈善家として知られるエリー・カドーリー卿とその一族は、100年以上にわたって香港や上海でビジネスと文化の隆盛に貢献してきました。あくまで控えめな姿勢を貫きながら、長年の事業や慈善活動で確固たるレガシーを築いています。
使用フォントをモダンなスタイルに変更し、SEKSLの個性を静かに表現しました。ブランドの歴史を踏まえ、あくまで控えめなアップデートに留めています。
サー・エリー・カドーリー&サンズ・リミテッド(SEKSL)は、そんな一族による不朽の哲学を継承する事業体。静かな影響力、目的に向かう行動力、世代を超えた持続力に根ざした活動を現在も続けています。そんなSEKSLが、設立以来初めてデジタル空間におけるプレゼンスを構築し、みずからのアイデンティティを伝えるためのパートナーにEatを起用しました。
通常のブランディングとは異なり、認知度向上やエンゲージメントの促進は目指しません。企業の宣伝活動ではなく、SEKSLの精神を思慮深く表現するのが目的となります。その存在感とアイデンティティを明確に示し、静謐で直感的なコミュニケーションをデザインします。特にウェブサイトは情報を過度に詰め込まず、閲覧者がSEKSLの意思に触れる拠点としての役割を果たすことになります。
一貫性のあるミニマルなフレームワークを土台とし、タイポグラフィ、心地よい余白、表情豊かな細部などのデザインを慎重に調整しました。
プロジェクトの目的と意図を共有するため、Eatはいくつかの重要な焦点を絞り込みました。SEKSLの存在意義は、世界中の企業ポートフォリオを管理し、ビジネスと慈善活動のバランスを保つこと。ステークホルダーとの対話や歴史的な資料を検証しながら、SEKSLの根底にあるストーリーと原則を特定しました。すなわち「継続性」「思慮深さ」「考え抜かれた影響力」です。
既存の社内資料を参考にしながら、洗練されたビジュアルアイデンティティを構築します。一貫性のあるミニマルなフレームワークを土台とし、タイポグラフィ、心地よい余白、表情豊かな細部などのデザインを慎重に調整しました。シンプルなビジュアル言語によって、柔軟で古びないアイデンティティを確立。静かな確信や時代を超えた貢献への決意が表現されています。
思慮深さを表現したウェブサイトは、カドーリー家が香港中環に所有するセント・ジョージ・ビルディング(聖佐治大廈)を描いた線画によって情報空間へと導かれます。シンプルで印象的なアニメーションが時代の変遷をなぞり、世代を超えた継続性を表現しています。
グラフィックの動きやクリックへの反応は、ミニマルで意図的なものだけに留めています。調和して落ち着いた雰囲気を保ちながら、多言語機能とシンプルなCMSを導入しました。実用性と維持管理のしやすさを徹底したプラットフォームになっています。
完成したウェブサイトが打ち出すのは、統一感のあるアイデンティティとプレゼンス。まさにSEKSLの精神をデジタル空間で丁寧に表現しました。このデザインをもとに、Eatはミニマルでエレガントなステーショナリーも制作。長い伝統を現代に昇華させ、将来への進化も見据えた強固な基盤が生まれました。